当たり前をくつがえせ

人間の身体に優しいロボットが発明されました。それは科学の進歩であり、人間の努力が生み出した新しいものです。しいては人間の生活が便利になっていくためにあるのです。

しかしこの優しいロボットが突然異常を発生させると人間は裁判所に向かうのです。「このロボットのせいで僕らは怪我をした、損害賠償をしてくれ」と言うのです。化学や医学の進歩と共に、人間の当たり前というレベルはどんどん上がっていくのです。便利なのが当たり前、たとえば病院に行けば病気が治るに決まっているとか…

医者もエンジニアも人間であり完璧な人などいないのです。そのことを分かっていない人が多いのです。

便利にしてくれてありがとう、病気を治してくれてありがとうを言われずに、この機械が不良品で怪我をしたとか、あんたのせいで死んだとか言われる仕事に誰が就こうとするのでしょうか。

人間がより良く生きるために作られたものが人間の争いを作っている時代になった。

今の人間はわがまますぎると思います。何かあると誰かのせいにしようとするのは人間の汚い部分です。


ついでにそうやって訴訟を国に起こしたりして賠償金もらうわりに、税金が高いとか文句を言うのは自分だけのことしか考えていない証拠でしょう。