丘の上から

どうしようもない人たちの塊の中で僕らは生きている。そこはかとなさ、敵対心、醜い皮肉、甘え、自己否定、感情の裏返しによる批判、一定の距離。こんなにも日々は汚しあって、作り笑いで生きている。見つけ出したあなたですらどんな人か分からない。人が美しいことを信じる事ができなくなった。それは大人なのか、目が見えていないのか。そこにはどうしようもない僕が独りで立っている。何もない砂漠の上で。