本を読め、と言うので

一応『探偵ガリレオ』、容疑者X、パラレルワールド〜、放課後、(以上が東野圭吾ネバーランド恩田陸)をこの2ヶ月で読破した。今年の俺の「変化」は読書をするようになったと言っていいかもしれん。というより東野圭吾がおもしろいということなんやけども。
ガリレオはあまり感想はない。やっぱ短編とよりは長編の方がという気がする。物理学の世界が展開するのでドラマ化は正解やったと感じる。
容疑者〜は映画のあと小説を読んだ。堤真一はどこまでも忠実やった。かなりの演技力やったと思う。小説を読みつつ頭の中で映像化しても一つ一つの仕草がちゃんとあてはまる。この点北村一輝もうまいと感じた。松雪もそこそこよい。ダンカンは男前役のはずやったからあまりイメージには合わなかった。福山はどうも演技がやりすぎな人なので、無感情っぽくやる湯川はちょっと違うのではという気もする。やっぱレビューにあるように佐野史郎の方が合うと思う。
最後の方のある人が血を流すシーンは別にいらんかなと思うが、それ以外は評価されているように非常におもしろい。石神の愛ってどうなんって思うかもしれんが、これはこれで愛だ。貫くところも献身しつくすところも良い。数学ができるなら場所は選ばないというのが結論なんだろう。愛する人とは共に過ごしたいというのが普通の人の感情だろうが、こういう風に思うことができれば「綺麗」ではあると思う。ある意味見習いたい。湯川の戸惑い悩みが順を追って深くなることや草薙の最後の方の行動もすごくよい。ストーリーも矛盾するところもないし疑問に思うところも少ない。ただなぜか最近はそれほどいい作品と思えないのは、パラレル〜が俺の中で良すぎたからかもしれない。つづく